ochaputのブログ

文系から新卒入社でIT企業に入ったエンジニアの卵。このブログでは主にIT開発にまつわるあれこれや、自分の好きな断捨離・片付けのこと、その他雑記をつらつら書いていきます。

流行りってほんとに作られるんだな~と思ったひのこと。

2019年夏のはなし。

 

最近、乃木坂風の、フワッとした白めの、長めの丈の服を着ている女の子が多いなあ、と思う。

 

先日、イクスピアリに友人と二人で遊びにいってきた。イクスピアリというのは、東京ディズニーランドのすぐ近くに位置する、夢の国の続きのようなショッピングセンター的なものだ。

ディズニーの公式グッズとかも売ってたり、Earthとかみたいな洋服やさんやレストラン、成城石井なんかも入ってる。

 

ディズニーに全く興味がない私と友人だが、夏になると毎年、隣駅の葛西臨海公園に「海」という名の黒く濁った海水と砂浜を気晴らしに眺めにいく。その帰りに、隣駅の舞浜に降りたって、夢の国の空気だけ吸いにいくのである。

 

女子がここ一番のメイクをして、お洒落をして出かけるその場所に、私と友人は塩水をかぶったサンダルで乗り込むわけだが(イクスピアリからしたらいたって迷惑な客である)、そこで私は表題のごとく思ったのである。

 

考えても見てほしい。

たった4年、いや3年前。果たしてあの、中の透けそうなパステルカラーのロングスカートをこの場所で履いていた人はいただろうか?

あの、天女の羽衣のようなワンピース、スカートを。

 

まあ、数人、いてもおかしくはないだろう。

うむ、では私が今回イクスピアリに身をおいていた短い時間のあいだに、何人の天女とすれ違ったか。

 

少なく見積もって100人。

 

たぶんもっといたと思う。

驚きである。

いまさっき天女とすれ違ったと思ったら、また違う天女が。

皆、すごく可愛いと思う。オシャレだとも思うし。

ただ、その数の多さはすこし驚いた。

そのとき、「ああ、流行りってつくられるんだなー」と感じたのだ。TVで、雑誌で、ネットメディアで、ショップで。

 

これが流行りか、と。今まで田舎で学生時代謳歌していたからこんなにも世間の流行りというもんを感じたことがなかったよ、と。

 

流行りに乗っている人々を見て、彼らがおそらく自発的に情報を入手して自分で服を選んでコーディネートして、あの場所に着てきているという事実を感じ取って、

私は「流行りっていうのも、意図的に誰かが作った手作りの成果なんだな」と感じてしまったのである。

 

・・・そんなことを考えているのも、

いままさに舞浜を通る武蔵野線のなかで、天女たちに囲まれて電車に揺られているからにほかならない。

天女たちは私の頭上でげっそりしながら会話している。

屈伸したい、と嘆く天女。

バッグの紐が切れそうと 嘆く天女。

天女たちも、夢の国で行列に一日中並んで疲れたみたい。

可憐な外見をしている割に、口調や話がパンチがあるのね。

それが結構ツボだった。

 

まあ多様性の時代、天女も様々。皆、自由にオシャレを楽しんでいただきたい。

そのうち私も天女の一人になってるかも知れないし。そんな間に天女ブームはおわってるかもしれないけど、そしたらひとり天女を謳歌します。

 

一日、夢の国でのおつとめ、おつかれさまでした。

バッグの紐が切れる前に、お家につけるといいね。